有料チケットを販売する場合は、商用利用可能な動画配信プラットフォームのVimeoをお勧めしています。
埋め込み形式をご利用の場合は、Vimeoの配信動画をteketのサイトへ埋め込むことにより、会員登録をしてチケットを購入した方限定の配信が行えます。チケットを買ったアカウント以外では視聴することができないため、配信URLの流出を防ぐことができます。また、同じ視聴用URLでは2台端末以上の同時視聴を禁止しているため、動画の悪質なシェアを防ぐことができます。
目次
■ Ⅰ. Vimeoにてアカウント作成
■ Ⅱ. teketにてイベントを設定
■ Ⅲ. Vimeo上での配信の設定
- ライブ配信(生配信・ストリーミング配信)の設定
- アーカイブ配信(収録動画)の設定
■ Ⅳ. teket管理画面上の配信の設定
■ Vimeoのチャットについて
■(参考)動画配信ソフトについて
Vimeoを利用したライブ配信イベント作成手順
Ⅰ. Vimeoにてアカウント作成
1. https://vimeo.com/jp へログイン
2. アカウントの新規登録
※Vimeoでストリーミング配信を利用する場合は、有料のAdvanced 以上のプランへの加入が必須となります。
※アーカイブ配信/収録動画のみの場合は、プランによってアップロードできる動画の容量が異なります。詳細はVimeoサイトにてご確認ください。
Ⅱ. teketにてイベントを設定
イベント作成方法は、「ライブ配信のチケットを販売する 」をご参照ください。
Vimeoで作成した配信URLをteketの管理画面に登録するタイミングは、配信の開始時間(もしくはオンライン開場時間)前にお願いいたします。
アーカイブ配信については、チケット購入後すぐに視聴できるようなイベントの場合は、チケット販売前までに配信URLをご登録ください。
Ⅲ. Vimeo上での配信の設定
ライブ配信(生配信・ストリーミング配信)の設定
1. Vimeoにログインし、画面左側の「ライブイベント」を選択し、「ライブイベントを作成」を押します
2. 「最初から設定」を選択します
3.「ストリーミングオプションを選択」の設定をします
配信方法
・エンコーダでストリーミング・・・OBSなどのエンコーダソフトを利用し配信をする場合(複数カメラで配信する場合など)
・ブラウザ経由でストリーミング・・・パソコンなどの端末に搭載されているカメラを使用して配信をする場合
※エンコーダ配信については、後述する「(参考)動画配信ソフトについて」をお読みください。
遅延
「標準」がおすすめです。
任意の機能
登録・・・有効にすると、メールアドレスと氏名を登録してから配信ページへアクセスできるようになります(teket側ではなく、Vimeo側の登録機能です。詳しくはVimeoのヘルプページをご参照ください。)
チャット・・・Vimeoのチャットを利用する場合は、チャットを有効にしてください
自動クローズドキャプション・・・字幕機能ですが、日本語は対応していません
4.「次へ」を押し「イベントの詳細を追加する」でイベントのタイトル、概要、スタートと終了時間を入力します
※「定期的なイベント」の設定について
おすすめの設定はオフです。オフにすることで、ライブ配信で生成されたURLは、生配信終了後に自動でアーカイブ動画となり、URLも変わりません。
有効にすると、2回目のライブ配信は同じ配信URLで行えますが、イベント終了後のアーカイブ動画はその都度違うURLが生成されます。この場合、teket側に登録した配信URLも変更が必要となりますのでご注意ください。
リンクのプライバシー
teketの配信形式「URL形式」を選択し、Vimeoに遷移させて配信を視聴していただく場合は「一般公開」をお選びください。
「埋込形式」を選択し、teketサイトの視聴ページに動画を埋め込む場合は、「Vimeoで非表示にする」を選択し、プライバシー設定を埋め込むで「特定のドメイン」を選択し、「teket.jp」 を登録します。(この設定でteketサイトでのみ動画を表示させることができます。万が一配信URLが知られてしまっても、配信ページを見ることができません。)
5.画面左側の「プレイヤー」のアイコンを押し、配信画面上に表示する項目を設定します
6.エンコーダでストリーミングする場合は、画面左側の「ストリーム」を押し、「RTMPS URL」「ストリームキー」をエンコーダソフトへ登録します。
※エンコーダソフト側で配信開始をすると、Vimeo側の配信開始ボタンが押せるようになります。
7.配信URLをコピーします
URL形式の場合
画面上部の「 」ボタンを押し、「コピー」を押します。
埋込形式の場合
画面上部の「埋め込み」ボタンを押し、「プレーヤーとエンゲージメントツール」か「プレーヤーのみ」を選択し、「埋め込みコードをコピー」を押します。
アーカイブ配信(収録動画)の設定
1.Vimeoにログインし、右上の「新規作成」ボタンを押し、「アップロード」を押します
(既にアップロードしている場合は、左側の「ライブラリ」より動画を選択します)
2.アーカイブ配信に利用する動画のファイルをアップロードします
3.画面右側の「プライバシー」設定で、「ダウンロードの許可」やリンクなどの設定をします
リンクについて
teketの管理画面で「URL形式」でVimeoに遷移させて配信を視聴させる場合は「一般公開」をお選びください。
teketの管理画面で「埋込形式」を選択しteketサイトの視聴ページに動画を埋め込む場合は「Vimeoで非表示にする」を選択し、「埋め込み」で「特定のドメイン」を選択し、「teket.jp」 を登録します。(この設定でteketサイトでのみ動画を表示させることができます。万が一配信URLが知られてしまっても、配信ページを見ることができません。)
4.左側の「プレイヤー」設定にて、画面上に表示する項目等を設定します
5.配信URLをコピーします
URL形式の場合
画面上部の「共有」ボタンを押し、「リンクをコピー」を押します
埋込形式の場合
画面上部の「埋め込み」ボタンを押し、「埋め込みコードをコピー</>」を押します
Ⅳ. teket管理画面上の配信の設定
URL形式の場合
teketのイベント情報編集>1.基本情報設定の「配信チケットを販売」にある「配信タイプ」の「URL形式」にチェックを入れます
※ イベント公開後は配信URLタイプの変更ができません。(URL形式から埋込形式の変更、またはその逆はできません。URLの更新は可能です。)
「配信URL」欄にVimeoでコピーしたURLを貼り付け、「保存」ボタンを押します
URL形式の視聴画面は、以下のように表示されます。
埋込形式の場合
teketのイベント情報編集ページにある「配信タイプ」の「埋込形式」にチェックをつけます
※ イベント公開後は配信URLタイプの変更ができません。(URL形式から埋込形式の変更、またはその逆はできません。埋め込みコードの更新は可能です。)
.「動画用埋込コード」に、Vimeoでコピーした埋め込みタグを貼り付けし、「保存」をボタン押します
※埋め込みコードをコピーすると「<div style="padding:56.25% 0 0 0;position:relative;"><iframe src="https://vimeo.com/event/…..></iframe></div>」となりますが、teketの管理画面に貼り付けをするとき、<iframe …..></iframe>の間のみを残して登録をしてください。
例: <iframe src="https://player.vimeo.com/video/1234567890" width="640" height="360" frameborder="0" allow="autoplay; fullscreen" allowfullscreen></iframe>
埋め込み動画の視聴画面は、以下のように表示されます。
Vimeoのチャットについて
Vimeoの設定でチャットを有効にし、埋め込みコードを使用すると以下のような表示になります。
(参考)動画配信ソフトについて
動画の配信方法は大きく分けて「ウェブカメラ配信」と「エンコーダ配信」の2つがあります。
「ウェブカメラ配信」はパソコンに繋げるカメラや端末についているカメラでの配信です。スマートフォンやカメラ付きのPCがあれば、エンコーダ配信に比べて手軽に始めることができます。
「エンコーダ配信」は動画配信ソフトを利用した方法です。よりキレイな映像、または数台のカメラを利用して配信できます。
動画配信ソフトは無料でご利用いただけるOBS Studioをおすすめしています。
参考として、OBS Studioを利用してVimeoで動画配信をするための推奨設定を記載します。ご利用のPCスペック、インターネットの回線速度などによって調整していただく必要がございます。
<ビデオ>
フレームレート・・・60fps
動画コーデック・・・H.264
解像度・・・1920 × 1080
<オーディオ>
コーデック・・・ACC
データレート・・・128〜192kbps
サンプルレート・・・44.1kHz〜48kHz
インターネット回線・・・上り下り40Mbps以上が推奨となります。